鈴木愛子のオフィシャルブログ

「つながり」を感じる、ヨガ。

2015/06/22

カテゴリ: ヨガを旅する, 鈴木愛子のオフィシャルブログ

「ヨガ」または「ヨーガ」は、世界で最も有名なサンスクリットの言葉です。

これは、マットの上で複雑なポーズをキメることを指しているのではありません。
このブログを読んでくださっている皆様はもうそれにお気づきですね。

この言葉には「つながること」という意味があるのを、どこかで聞いたことがあるかもしれません。

ヨガには「つながること」「つなげること」「ひとつにすること」「合わせること」という直訳的な意味があります。

では、質問!

いったい何と何をつなげるのでしょうか???

・心と身体

・人と人

・自分と世界

などなど、いろんな答えが出てきたと思います。

ヨガをして、ほっと一息ついたとき、きっとこの「つながる」感覚を感じる人も多いのではないでしょうか?

心と身体がバラバラになってしまっている。
たくさんの人に囲まれているのに孤独を感じてしまう。
大きな世界に立ち向かって生きている小さな自分。

ヨガを通して、バラバラだったものがつながったように感じるけれど、

ヴェーダの聖典ではなんと、

「実は、もともと何ひとつとして離れていないんですよ!」と言っているのです。

心と身体はいつだってひとつだし、
人は決して一人では生きることはできない。
自分は世界の調和の中にいて、一瞬たりとも離れて存在することはできない。

・・・そうですよね??

自分と世界を分け隔てるものは何ひとつとしてありません。

なので、そもそも、くっつけられない!!

じつは、バラバラのものをくっつけたり、合わせたりすることがヨガではないのです。

ヨガとは、じつは、私たちが忘れてしまっている、“もともと持っている”「つながり」を“忘れないため”に、
そして、忘れてしまっている人には “思い出してもらう” ためのもの。

心にスペースを作ってあげることによって、その「つながり」を感じることができる。
できごとをありのままの事実として受け入れることができる。

そんな仕組みになっているのですね。

その、心にスペースを作ってあげるための、インドから伝わる方法や手段は、すべてヨガです。

アーサナだけではなくて、瞑想、呼吸法、祈りに満ちた生き方も、すべてすべてがヨガです。

いかがですか?
つながってきたでしょうか?

私はインド留学中、この「つながり」を感じる機会がたくさんありました。

特に人と人とのつながりにおいて。

インドには、お客様を大切にする文化があります。
それはヴェーダの聖典で大切にされていた太古からの習慣であり、現代のインド人の心にもしっかりと根づいているもの。

私は度々インド人の友人のお宅を尋ね、滞在することがありました。
どのお宅に行っても、その家族はいつも私を温かく迎え入れてくれる。

それは“ なんとなく”の温かさではなく、全力で表現される愛情なのです。

「Aikoが来てくれて本当に嬉しいよ!」
「私たち家族はみんなAikoのことが大好きなんだよ!!」
「Aikoが食べたいって言っていた好物を作ったよ!!!」

と笑顔いっぱいで、私を強く抱きしめて、言葉ではっきりと表現してくれました。

長いインド滞在の間、心細いこともあったけど、
インド人の友人やその家族の愛情の深さに支えられたなぁとあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、そこから私が学んだのは、「伝えることの大切さ」。

思っているだけでは案外何も伝わっていないということ。
きちんと形にして、声に出して伝えることの大切さを学びました。

なんせ私はtoo shy shy girlですから。。。

言わなくってもわかるでしょっ!!
と、愛情を人に伝えるのは苦手でした。
でもそれは、案外伝わっていないものなのだなぁと考え直しました。

ヨガは実践です。

実践とは、つまり「形にする」こと。

愛情を相手に伝わるように、きちんと表現していくことも「つながり」を忘れないための大切な「ヨガ」なのですね!!

▼インド人の友人たちと
名称未設定-1

多彩なインドの神様のお話。

2015/06/02

カテゴリ: ヨガを旅する, 鈴木愛子のオフィシャルブログ

私の哲学の授業で、最も皆が楽しんでくれるのが、きらびやかなインドの神々のお話です。

きらびやかなのは、見た目だけではありません!

神様たちは皆、私たち人間のように感情豊か。
情熱的な愛があり、ジェラシーあり、どろどろのメロドラマのような物語が展開されているのです。

私が大好きな超大作「ローマ人の物語」の中で、作者の塩野七生さんは、インド神話やギリシア神話に代表される多神教と、ユダヤ・キリスト教のような一神教の違いは、次の一言に尽きる、とおっしゃっています。

「多神教では、人間の倫理道徳を制する役割を神様たちに求めていません。しかし、一神教では、それこそが神の専売特許なのです。多神教の神々は、ギリシア神話に見られるように、人間並みの欠点を持つ。道徳倫理の正し手ではないのだから、欠点を持っていても一向に差支えがない。だが、一神教の神となると、完全無欠でなければならなかった。ほおっておけば手に負えなくなる人間を正すのが、神の役割だったのである。」

ちなみに塩野さんはインド神話については一切触れておりませんが・・・

つまり、一神教の神様は、人を正すために存在するので「絶対・完璧」でなくてはいけない。
それに対し、多神教の神々にはそのような権威はないため、私たちと同じように多様な感情をもち、そして欠点があってもノープロブレムなのです。

すぐに怒るし、プライドは高く、俺が一番!とばかりに張り合う神様たち。

物語を読み進めるうちにきっと皆さんも虜になること間違いなしです。

特に、インドで人気なのが「シヴァ神」と「ヴィシュヌ神」。

シヴァ派、ヴィシュヌ派、というように、インドではこの2つの神様が人気を二分しています。

シヴァの神話集では、もちろんシヴァが最高神として描写されており、ヴィシュヌ神話集では、ヴィシュヌが最高神として描かれています。

実は、どちらが一番かは、あまり関係がないこと。

自分が好きな神様に祈ればいいんです!

それはなぜかかというと、、、

インドでは、この「全体世界」を「たったひとつの神」としており、それを象徴する姿として様々な神の姿があります。

天皇陛下も、日本の国旗も、どちらも日本の象徴。
過去や現在未来、文化や言葉、日本人であること、、などすべてを「象徴」しているのと同じです。

私たちのこの世界として表れている法と秩序、「知ることができないもの」も含めた「全体世界」を「たったひとつの神」とし、それを象徴しているのがインドの神々なのです。

どの神様に祈りをささげたとしても、示しているものはたったひとつの「全体世界」。
サンスクリットの言葉では「イーシュワラ」といいます。

なので、先ほど「多神教」という言葉を用いましたが、実は、ヒンズー教は多神教ではなく、「この世はたったひとつの神」教なのですね。

じゃあ、なんで沢山の神様がいるの、、、?

それは、私たち人間には「好み」があるから。

なので、どれ選んでもいいですよー、と。
バラエティを取り揃えておりますよー、と。

私が一番好きな神様はシヴァ神。

私のいた学校のお寺には、シヴァ神が知識(先生)として現れた「ダクシナムルティ」のお姿がありました。

ダクシナとは、南のこと。
南はインドでは「死」の方角として恐れられています。
その南、に向いて座ることができるのは、死、つまり「時間の束縛」から自由な存在だけ。

そして私たちはその姿を見る時は、自然と北を向きます。
北は、「モークシャ(自由・悟り)」の方角。

「時間の束縛」を恐れぬ偉大な先生であるダクシナムルティから「真実の知識」を教えていただくことで、私たちは本当の自由を手に入れることができる、ということを示しているのです。

インドには、たくさんのお寺があります。
ぜひぜひ皆さんも訪れてみてくださいね!!!

インドの神様

カルマ、そして調和。

2015/05/18

カテゴリ: ヨガを旅する, 鈴木愛子のオフィシャルブログ

皆さんは、「運命」というものがあると思いますか?
全ては「運命」なのか「偶然」なのか。
そしてもし、「運命」というものがあるとしたらそれは身をゆだねるしかないのか、それとも変えていくことができるのか?

一度は皆、考えたことがあるでしょう。世界最古のヨガの聖典である「ヴェーダ」には、「運命の法則」である「カルマ」についての『しくみ』が記されています。それによると、

「毎日展開される日々の出来事は、過去に積んだ自分の徳(プンニャ)不徳(パーパ)が返ってきたものなのだよ。」

と伝えられています。

え。。。。。

朝、出かけ間際にストッキングが破れるのも、
飛行機に乗ると必ず自分の荷物が最後に出てくるのも、
まだ結婚できないのも、
それは過去の私が行った不徳のなせる業!?

そう、実は自分の人生を誰のせいにもできない、ということがはっきりと記されているのです。

でも、がっかりしなくても大丈夫。
もし「過去の自分」が「今の自分」を作っているとしたら、「今の自分」が「未来の自分」を作るということ。実ははこれ、「運命の法則」というよりも、「運命に『立ち向かう』ための法則」なのです。未来をダイレクトに変えていけるんだよ!という太古のインドから伝わる叡智なのです。

私があれよあれよという間にインドに導かれたのも、単なる偶然ではなくまさにカルマ、なんです。

到着した私を待っていたのは、南インド、タミルナドゥ州コインバトールにあるアルシャ・ビッディヤー・グルクラムという哲学の学校です。乾いた山の中腹の、風が吹き抜ける美しい場所にあります。

シヴァ神が知識の先生の姿をした「ダクシナムルティ」が祭られているお寺を中心に、先生のクティア(家)、講義室と食事をとるためのダイニングホールがあります。

生徒の部屋はコテージのように連なっていて、部屋の前にはたくさんの木々が植えられ、その木と木を渡すように、洗濯ロープがかけられています。かわいい牛たちが住む牛舎もあります。

ヴェーダの聖典の大切な教えでもある「調和」が根付いているインドでは、自然はあるがままの姿。
というか、、無骨。

植えられているマンゴーやジャックフルーツ、パッションフルーツの木は、誰が手入れをするわけでもありませんが、時期が来たら大きな実をつけます。
雨季の前は、水を求めてケーララ州の方からゾウたちが家族でやってくる。
そのゾウの家族は、敷地内に侵入し、熟れた果物を一個残らず食べつくし、それでなく木々や建物や塀を破壊し、なぎ倒していきます。
そんな時も私の先生は、「彼らの生活の中に私達が住ませてもらっているのだからね」とニコニコしている。

人間は自然なしでは生きていけないけれど、自然は人間がいようといまいと、あるべき姿をとりながら巡っていく。
毎日予想外のありえないことが次々と起こるインド。
そこは、自分が「調和」の中で「生かされている」ということを知るのに最もふさわしい場所なのです。

次回は、インドの習慣に触れていきます!

名称未設定-1

私がインドへ旅立った理由。

2015/05/07

カテゴリ: ヨガを旅する, 鈴木愛子のオフィシャルブログ

こんにちは。ファーストシップで「哲学」の専任講師をしているAikoです。

3年半の間インドに渡り、「ヨガの経典を原文のサンスクリットで学ぶ」というなんともマニアックな、人生の大プロジェクトを修了し、約1年前に帰国ました。

皆さん、ヨガというのは単なるエクササイズではなく、もっと深ーい「何か」があるということにすでにお気づきでしょう。

その深ーい「何か」が何なのか。
今はそれを知らなくても、大丈夫です。

知っていても知らなくても、、、

私たちの願いはたったひとつ!
「しあわせ」になりたい。

迷える子羊のような私たちが、その願いを叶えるために「ヨガの経典」は存在しています。

経典には「幸せになるためには何をしたらいいのか?」
逆に言うと、「こうすれば幸せになれるよ」ということが「ヨガの教え」として記されています。

つまり、「しあわせ」になるためには、
「あーしなさい、こーしなさい。」
「あーしちゃいけない、こーしちゃいけない。」
それらは生活の隅々にまで及んでおり、まさに「ヨガ道」。

ヨガとは、インドのエクササイズではなく、私たちを「ハッピー」へと導くライフスタイルであり、生き方そのものなのです。

ヨガをすると、心にスペースができて穏やかな気持ちになるでしょう?
それはゴールに「しあわせ」があるから。

そんな「しあわせ」を求め、ヨガの神髄を学びにインドまで旅立ってしまった経緯と、インドの滞在記を私のご紹介を兼ねてお伝えしていきます!

私がヨガと出会ったのは、華やかな銀座の街で毎日食べ歩き、飲み歩いていた頃。。。
約8年前。20代、証券会社のOLをしていた頃です。
友達に誘われてホットヨガに行ったのがきっかけでした。

運動不足だった私は、体を動かし汗をかく爽快さを知り、あっという間にヨガのトリコになったのですね。
何回か通っているうちに感じたこと。それは、

「体のことを勉強しながら、ヨガの練習をした方が、効率いいのでは?!」
ということ。

「思い立ったが吉日」直感でものごとを決めていくタイプの私は、早速ヨガスクールを探し始めました。

皆さんも感じたことがあるかもしれません。
大人になってから、誰に強制されるでもなく、自分の好きなことを学ぶことができる「喜び」。
ヨガを学ぶことが、日々の「喜び」につながっていきました。

その頃、「ポーズ」をとることがヨガであり、「哲学」なんて難しい話はサッパリだった私に、ある転機が訪れました。

それがきっかけとなり、日々がなんとなく行き過ぎ楽しいだけのOLライフから一歩踏み出すべく、ワーキングホリデーのビザを取得し、オーストラリアのシドニーへ渡ることに。
幸い、シドニーで尊敬するヨガの先生に出会うことができました。

毎日、朝5時半からクラスに通い、理学療法士でもある先生の「解剖学と生理学」コースにも参加。
シドニーは日本よりもヨガ先進国で、コースの中で仲良くなった友人は皆、私の知らないヨガの深い部分を知っているようにも見えました。

その中の一人に、インドの古典語である「サンスクリット語」を学んでいる女性がいました。
その友人は、言いました。

「この間サンスクリット語を学びにインドに行ってきたんだよ!
今度『バガヴァット・ギター』を3ヵ月で学ぶコースがあるんだって。
Aikoも一緒に行こうよ!」

インドかー。。。

Why not?!

ということで、インド行きが決定してしまいます!

次回からインド滞在記をお届けします♪
乞うご期待♪

IMG_3916[1]

ページ上部へ戻る